こんにちは!ハンドメイド作家さん向けにリーフレットやパッケージデザインの制作をお手伝いさせて頂いているアラサーデザイナーです。
ハンドメイドのブランドを持っている作家さんからのパッケージ依頼などを受けていると自分のブランドがぱっとしない。よその作家さんと似たり寄ったりになって埋もれてしまう。とお悩み相談を受けることが多々あります。
そんな作家さんに共通しているのが「パッケージやロゴデザインの色に関して統一感がない」ということです。
逆に目立つ作家さんのラッピングや全体のイメージは頭にぱっと色が浮かぶほど決まっています。
ティファニーと聞いて、思い浮かぶのはあの鮮やかなティファニーブルーではないでしょうか。
そこで今回は、ブランドを覚えてもらうために知っておきたい5つの色の選び方についてお伝えしていこうと思います。
たかが色、されど色。例を交えながらわかりやすくご説明していきます♪
まずは2人のやりとりをご覧ください。
目次
まず色が持つイメージを知ることが大事です
先程お伝えしように
- ティファニーでしたら、ティファニーブルー
- シャネルでしたら、ブラックと独特のロゴマーク
- 検索で有名なヤフーでしたら、真っ赤な赤
(最近CMでやっているヤフオクでしたら、真っ黄色に黒字でヤフオク!ですね)
などなどそれぞれの企業やブランドのテーマカラーというのは、必ず決まっています。
そしてそのテーマカラーにはブランド側が伝えたいメッセージが隠されているのです。
引用元:おっさんデザイナーの眼
この画像のように、赤であれば活動的なイメージを心理的に与えることができるためブランドや企業自体も活動的なイメージ
青であれば、誠実で冷静なイメージを与えることができるため、ブランドや企業自体も冷静かつ誠実なイメージ
緑であれば、優しい、安心感があると言ったイメージを与えることができるため、ブランドや企業自体も優しく安心感があるイメージ
といった印象をもってもらうことができます。
どの企業やブランドのロゴでも適当に色を選んでいるわけではなく、このような打ち出したいイメージやコンセプトに合わせて色選びをしているのです。
このような視点で見ると看板などを見る時もこの企業やブランドはこういったイメージをもたせたいのかも!と見ているのが楽しくなりますよ。
ブランドのイメージを書き出して再確認しよう
では色から伝わる力を知ったところで、今度は自分自身のブランドのキャッチコピーやイメージする単語などを紙などに書きだしてみましょう。
自分のブランドのテーマカラーを知るためには一度客観的に見てみることが重要です。
書きだした方としては例えば、OLさん向けのアクセサリーブランドだとすると
- 大人かわいい
- 女優の石原さとみさんがつけてそうなイメージ
- 清楚
- キレイ目
- ヒロイン的な可愛さ
などなど
特にアクセサリーの場合は、◯◯さんがつけてそうなイメージなどだととてもイメージしやすくなりますね。
こうして紙に書き出していくうちに、それぞれのイメージの共通点やカラーのイメージが浮かんできます。
そうすることで、漠然と自分のブランドのテーマカラーはなんだろう?と悩むのではなく具体的にテーマカラーがイメージしやすくなります。
書き出したハンドメイドブランドのイメージに近い色を探してみよう
では次に自分のブランドのイメージが少しずつ浮かんできたところで、
書き出したハンドメイドブランドのイメージに近い色を探してみましょう。
先ほどのOLさん向けのブランドであれば、「清楚」というキーワードがあるのに意図しないド派手な紫や真っ黄色な色はイメージと異なります。そこで
「パステルカラーなんてどうだろう?水色よりも私がイメージするのは暖かい色?」
など、連想ゲームのように想像していくのです。
とはいえ、自分の知っている色を頭に思い浮かべるもの難しいと思いますので色をイメージするのに参考になるサイトをいくつかご紹介します。
「色カラー」様々なデザインの配色決定に役立つカラーチャート
引用元:色カラー様々なデザインの配色決定に役立つカラーチャート
専門用語が多いため少しわかりくいかもしれませんが、カラーチャートなどが載っているサイトは海外のものが多い中こちらは日本のサイトです。
同じ水色でもとにかく数があることがページを見れば一目瞭然です。
私のブランドのイメージはピンクなんだけど、どうもぐっとくるピンクがないなぁと思った際はぜひこのサイトにある膨大なピンクの中からぐっとくるカラーを選んでみてください。
「HUE/360」
引用元:HUE/360
こちらは海外のサイトです。
色相環を直感的に触れるので、見ているだけでも楽しいですよ。
どちらのサイトもカラーコードがわかりやすく記載されていますので、自分の中でブランドカラーはこれだ!と思う色のカラーコードをメモしておきましょう。
カラーコードとは、Webページ上で表現される色を指定するための制御コードのことである。 カラーコードはシャープ(#)に続く6桁の16進数で表記される。 2桁ごとに赤・青・緑の濃淡が表され、16進数(0~F)の0が最も薄く、Fに近づくほど濃い色となる。
カラーコードを決め各所に設定し、認識してもらおう
自分のテーマカラーのカラーコードが決まったら色々な媒体で使用していきます。例えば
- twitterならば全体の色の設定をブランドのカラーコードに設定
- サイトやブログならば背景やメニューの色などに設定
- パッケージの台紙の色に
- 名刺の背景色をブランドカラーで印刷してみる
- イベントならばパネルの色をテーマカラーに設定
などなど様々な場所で同じカラーコードを使うことでパッと見ただけでも認識してもらいやすくなります。
テーマカラーを使い続けていこう
先程もお伝えしたように、同じ色を使い続けていくことで、色を見てブランドの雰囲気が伝わったり
認識しやすくなりとメリットはたくさんあります。
お客様に覚えてもらい長く愛されるブランドにするためにも色を活用していきましょう♪
【プロ作家さんの独り言】
この記事を書いた人
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現役のハンドメイド作家としてハンドメイド作家さんを支援しています。
多くのファンを抱える様々なジャンルの売れっ子ハンドメイド作家さんたちのチームです。
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